その4:マレーシアの道路について
道路上の速度抑制用のかまぼこ上の盛り上がり(ボンゴル)
住宅地や学校周辺の車のスピードを抑制するために、かまぼこ上に10~15センチ道路が盛り上がっている場所がある。
マレーシアではこれを、英語で「ハンプ」、マレー語で「ボンゴル(マレー語で木やらくだのこぶ)」または「ポリス・ティドー(警察が寝る=警察が寝ていても速度取締りができるという意味)」と呼んでいる。
このハンプは場所・高さ・形に規則性もなく適当に設置されている。スピードを出したままこれに突っ込むと、腹打ちしたり、エンジンの底を打って車に大きなダメージを与えることがある。
ある程度バンプの乗り越え方を覚えるまでは、スピードを10km/h程度に落として慎重に走ったほうがよい。バンプの手前には警告標識があったり、バンプそのものに黄色でペイントして警告してあったりするけれど、肝心のペイントがはげていることや、標識に広告が貼り付けられて見えなかったりすることがあるので注意。
マレーシアの路上駐車
日差しがきついマレーシアでは誰もが暑い日差しの中を歩くことを嫌がる。目的地に一番近いところに何とか路上駐車しようとするので、見通しの悪いカーブや交差点の角にもお構いなしに駐車する。
車の列から車を突き出して停めてみたり、二重駐車でほかの車をブロックしたりしてもなんとも思わない。日本では信じられない所に車が駐車されていることがあるので注意。
携帯電話の使用とUターン
日本と同じく携帯電話の運転中の使用は禁止されている。運転中の通話はハンズフリーを使って行わなければならない。
多くの車があらゆる交差点でUターンをするのをよく見かけるが、マレーシアの交通法では、標識でUターンが認められているところ以外でのUターンは違法行為となる。周りのドライバーの行動に惑わされないように。