その1:危険なバイクたち

自分の周りを走るバイクのスピードと動きに注意

マレーシアの交通事故死亡者のなんと半数以上はバイク運転者だ。たいていスピードを飛ばしているのは若い男性で、彼らはジャンバーを前後ろ逆に着て、エンジン音をブンブン鳴らせて、車のすぐ脇をすり抜けてくる。

ジャンパー裏表のライダー

住宅街に一歩はいると、ヘルメットをかぶっていない二人乗り(時には子どもを含めて3、4人乗りの事も)のバイクが行き交っている。

大通りでは、走っている車の前をすれすれで縦横無尽に車線変更をしたり、横切ったりしてくる。事故寸前で急ブレーキを掛けないといけない事もしばしばあるので、車線変更をする時には特にバイクの動きに注意。

バイクの自己流交通ルールに注意

マレーシアでのバイクの動きはまるで下町の自転車みたいだ。一方通行の道路を平気で逆走してくる事もある。

通勤時間帯に車で赤信号を待っていると、列の先頭になったら、すぐに大勢のバイクに囲まれてしまう。われ先に青信号を発進すべく、車の間をすり抜けて車の列の前にバイクの集団ができる。多少ほかの車のバンパーをこすっても気にしちゃいない。この様子はまるでバイクレースのスタートのような緊張感だ。こうなると、彼らにあわせてレーサー魂に火を入れず、安全のためバイクを先に行かせてから発進したほうがいい。

バイクのテールランプに注意

日本と同じく、マレーシアの法律では前後のライトを常時点灯しなくてはいけない。

ヘッドライトはすぐに分かるので切れて走っている人は比較的少ない。逆にテールライトは切れていてもなかなか気づかないようだ。これは日本でもよく見られる光景だ。ただし、絶対的なバイクの台数が多いので注意が必要だ。

夕方の日の入り前後や夜間の見通しが悪いときは、テールライトの切れたバイクに注意。また、肌の濃い人種(インド人・マレー人など)は夜間存在が確認しにくいので、横断者を含めて日本での運転以上に注意が必要。

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