その2:道路上の危険な人々
雨が降っている時の高架橋の下に注意
マレーシアの雨(スコール)はすさまじい。傘がなければほんの数秒で全身びしょ濡れになってしまう。実は傘があってもびしょ濡れになってしまうのだが。
当然バイクに乗った人はそんな強い雨を受けると大変なことになるので、雨が降り始めると最寄りの高架橋や橋の下に一斉に避難する。もちろん橋の下には大きな人だかりができる。
目の前に濃い雨雲が広がると、狭い路肩でもおかまいなしにバイクを止めて、カッパを着たりもする。
それで雨がとても強くて視界が悪いときには、走行車線にはみ出したバイクや路肩の人々に注意が必要。トンネルや高架橋の下を通るときは第一車線(低速レーン)を避けるのが無難。マレーシア政府はこういった事故を減らす目的で、バイク専用の雨の待避所の建設を進めていると言われているが、JBでは基本見かけない。
赤信号はいつでも「止まれ」とは限らない
信号が赤に変わった後でもお構いなく交差点に入ってくる集団信号無視はとても危険だ。目の前の青信号より目視で安全確認を。特にバイクはどの方向からでも平気で信号無視をしてくる上に見にくいので注意。
マレーシアの信号のシステムは、交差点の1方向だけが青信号になって残りすべては赤信号になるというシステム。対面が同時に青になる日本のように右折時に対向車を気にすることは必要ない。たまに日本の癖で右折がもたもたするとクラクションを鳴らされることもある。
事故のやじ馬
日本でも交通事故が起こるとわき見渋滞が発生するが、ここマレーシアでは、やじ馬たちの好奇心は凄まじい。わざわざバイクや車を道端に止めてまで事故にやじ馬がたかってくる。事故が最終的に解決するまで一尾始終を皆で観察して、携帯で写真を撮ったり、友達に知らせたりと大忙し。現場に近づくために、ハイウェーを平気で人が横断することもあるので注意。