果物の女王 マンゴスチン(Mangosteen)
マンゴスチンの旬の季節
毎年1月頃と7月頃の2回。旬の季節になると路上屋台が増える。この時期になると、地域によって差があるものの、10リンギットで3kg程度で売られる。
見た目だけで甘いかどうかわからない時は、店員さんに笑顔で「ボレ・チュバ?(味見していい?)と聞くと、ほとんどの店で甘そうなものを選んで味見をさせてくれる。もちろん大型スーパーでは試食はできない。
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果物の女王マンゴスチンとは
マンゴスチンはマレー半島からインドネシア周辺が原産のオトギリソウ科の常緑高木。木自体の生長が遅いため、種を植えてから初めて実がなるまでに8−12年かかると言われる。
外の皮は硬くて厚く、濃い赤紫色をしている。この皮から出る紫色の汁が服などにつくと、洗濯しても絶対に取れないので気をつけてください。このマンゴスチンの皮にはキサントンという成分が含まれていて、抗がん作用があるとして注目されている。
外の皮を取り除くと、果物の女王の名にふさわしい、白色で繊細な甘みを持つマンゴスチンの実が出てくる。口の中でとろけるような食感があって、日本人の味覚にも良く合っていると思う。白いマンゴスチンの実の中には茶色い種があるが、それは食べられない。
マンゴスチンの実の取り出し方は上の写真の通り(クリックで拡大)。両手のひらで押すと、厚い皮が割れる。割れ目から指を使って皮を取り除く。この時、決して皮の紫色の汁が服につかないように注意。
果物の女王マンゴスチンは、その豊富なビタミンBとCゆえに、美容にも良いと言われる。マンゴスチンの季節には必ず楽しんでください。ただし、食べ過ぎると便秘になるのでご注意を・・・。