ココナッツ(coconut)
ココナッツとは?
ココナッツとは、ヤシ科に属する熱帯地方原産の果物。品種によって表面が緑色をしているものや、オレンジ色をしているものなどがある。
ココナッツは、外の硬い皮の中に白く柔らかい果肉があって、さらにその中にココナッツジュースが入っている。
暑い日にはココナッツジュース
ココナッツジュースは透明で、わずかに酸味があり、なおかつ甘い。乾燥地での貴重な飲み物。一つの実が約3〜4リンギット(約〜円)。
ココナッツジュースは、ココナッツの実の中にある空洞にたまっている。若いココナッツほど甘くておいしいジュースがたくさん入っている。
成熟したココナッツは、ジュースが少なく味も悪くなる。飲むなら若いココナッツに限る。
マレーシアでは、外側の固い皮の部分取り除いて、飲みやすくしたものが冷やして売られている。
ココナッツの果肉
ココナッツの中には白くて柔らかい果肉がある。ジュースを飲むときには、スプーンなどでかき出して食べる。若いココナッツほど果肉は柔らかく、成熟するにしたがって固くなる。
ココナッツが成熟して固くなりすぎると、生では食べられなくなるので、中の果肉を、下の写真のような機械で削って料理に使う。左の写真の縦向きに取り付けられた洗面器の中心に、左の写真のような刃が付いていて、それをモーターでまわして果肉を削る。
また、削られた固いココナッツの果肉を処理すると、白くどろっとしたココナッツミルクが取れる。マレーシアのカレーには必ずこのココナッツミルクが入っているが、コレステロールが高いので注意。
ココナッツの栄養成分
ココナッツには、カリウム、マグネシウム、鉄分などのミネラルが豊富に含まれている。また、ココナッツ内部は基本的に無菌状態に保たれているので安心してジュースを飲める。
ただし、一部の人はアレルギーを持っている場合があるので、のどなどのかゆみを感じる場合もある。
インド人の文化では、このココナッツからお酒が作られる。