テ・タレッ(Teh Tarik)
テ・タレッ(Teh Tarik)はマレーシアを語るには欠かせない、国民的な飲み物である。見た目はただのミルクティー、飲むと激甘!強い甘さの原因は練乳。
Tehとはマレー語で「お茶」、Tarikは「引っぱる」という意味。上の写真のように、紅茶と練乳を混ぜるときに2つの器を使って、高いところから低いカップへと注いで混ぜる。実際にこの作業を見ていると、まるで紅茶を「引っ張って」いるように見える。
こうすることで、紅茶が泡立ち、スプーンで混ぜるより味がマイルドに、紅茶の香りがより良く、温度もちょうど飲みごろになる。
マレーシアの「お茶」の定義はこのテ・タレッである。注文時に言葉を付け加えることで、自分好みの紅茶を楽しむことができる。
テ(Teh)のオプション
テ・タレッ・クラン・マニス(Teh Tarik Kurang Manis)
糖分の取り過ぎを気にされるなら、甘さ控えめを注文。Kurang Manisとは「甘さ控えめ」という意味。練乳量が減る。
テ・アイス(Teh Ais)
テ・タレッの冷たい版。マレーシアのとても暑い日に最高。
テ・オ(Teh "O")
ミルク抜きの紅茶。砂糖だけが入る。甘さ控えめにしたい場合は、テ・オ・クラン・マニス(Teh "o" Kurang Manis)とオーダーする。アイスティーにしたいときは、テ・オ・アイス(Teh "o" Ais)。
テ・オ・リマオ・アイス(Teh "o" Limau Ais)
レモンティーのようなもの。レモンの代わりにリマ(すだちの小さいもの)を使っている。さっぱりとした飲み心地は、汗をかいた後のリフレッシュにGood!Kura-kuraのおすすめの一品。
テ・コソン(Teh Kosong)
砂糖もミルクもなしのストレートティー。
テ・ハリア(Teh Halia)
ハリア(Halia)とはショウガのこと。ショウガエキスの入った紅茶。雨が続く気温の下がった日などに最適。
これらのトッピングを自分なりに組み合わせて自分のお気に入りのテ(Teh)を見つけるのも、マレーシアを楽しむ方法。長期滞在するならお試しあれ。