レイチャ(擂茶)

レイチャ(擂茶)

レイチャ(擂茶)とは?

レイチャ(擂茶)とは、中国客家(ハッカ)式のお茶漬け。レイチャ(擂茶)には肉を一切使用しないので、ベジタリアンにも人気。

白いご飯の上に調理した数種の野菜やピーナッツを盛り合わせ、そこにレイチャ(擂茶)と呼ばれるお茶を注いで食べる。

レイチャ(擂茶)は見た目には抹茶のようで苦味や渋みを連想させるが、味は意外とあっさりしている。

この料理にはいくつかの名前がある。レイチャ(擂茶)以外に、ハッカ・ベジ(客家(ハッカ)の野菜という意味)や、センチャ(咸茶)とも呼ばれる事がある。

一人前4〜4.5リンギット(日本円で約円)。

レイチャ(擂茶)の起源

中国三国時代の武将・張飛が兵隊の間に疫病がまん延したときに、このレイチャ(擂茶)を飲ませたのが始まりと言われている。

当時は「生米」「生茶」「しょうが」の三つをすり混ぜたものをレイチャ(擂茶)と呼んで飲まれていたようだ。

現在マレーシアで出されるレイチャ(擂茶)は、緑葉ベースでペパーミント、バジル、ゴマ、ピーナッツなどをすり混ぜたものが一般的。

レイチャ(擂茶)のご飯にのっている具

レイチャ(擂茶)についてくるご飯の上には、ナツメ、ピーナッツ、豆腐、インゲン、ゴマ、キャベツ、にんじん、青菜などがのっている。それぞれの野菜には軽く塩味がつけられている。

レイチャ(擂茶)

レイチャ(擂茶)は別の器で出てくるので、お好みでご飯の上にかけて、お茶漬け風に食べてもよし、別々に丼と汁物に分けて食べてもよし。

ただし、ビビンバのように、レイチャ(擂茶)をぶっかけて、具全体を上から下からぐちゃぐちゃに混ぜて食べるのが地元流。

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