ハリラヤ・プアサ(Hari Raya Puasa)

ハリラヤ・プアサとは?

イスラム暦の10月1日に祝われる、断食月ラマダン明けに祝われる、イスラム教徒最大のお祭り。別名"Aidilfitri"(アイディルフィトゥリ)とも呼ばれる。

マレー語で"Hari(ハリ)"は「日」、"Raya(ラヤ)"は「偉大な」、"Puasa(プアサ)"は「断食」と言う意味がある。

イスラム暦を基準にしているので、暦の種類の違いで毎年日付が変わる。

日本のお正月やゴールデンウィークのような、マレー人に取って一番の大型連休となる。そのため、一部のマレー系の店が休みになるマレー人の多くが一斉にふるさとに帰省("Balik Kampong")するので、飛行機、バスの座席やホテルが取りにくくなる上に、値段も高くなる。

各家庭ではハリラヤの準備として、手作りのケーキやクッキーを何種類も作る。ハリラヤで尋ねてくる親族や友達にふるまったり、帰省の手みやげにする。

ハリラヤ明けには首相・閣僚・各州主席大臣たちが、オープンハウスをして、訪問者には飲み物やお菓子が無料で準備される。首相と握手をする機会もある。時間などの詳細は現地の新聞に掲載される。

ハリラヤ・プアサ当日のスケジュール

まず朝8時にイスラム教のハリラヤの祈りに出席。

その後、それぞれ交互にサラム(握手して、その手を自分の胸に当てるあいさつ)を交わす。これによってハリラヤを祝うと同時に、過去1年間の自分の犯した罪や過ちの許しを請う。

その後家に帰ってきて、家族同士でサラムを交わす。子どもにはドゥイ・ラヤ(お年玉のようなもの)をあげる。

そして、家族全員でハリラヤのごちそうをかこみ、その後に友人を訪問したり、訪問されたりして、前もって準備しておいたハリラヤのお菓子を食べて楽しむ。

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