ハリラヤ・ハジ(巡礼祭・犠牲祭)

ハリラヤ・ハジ(Hari Raya Haji)とは?

ハリラヤ・ハジは「メッカ巡礼祭」あるいは「犠牲祭」と呼ばれる事もある、イスラム暦の12月10日に祝われるお祭り。

イスラム暦によって日付が決まっているので、毎年カレンダー上の日付は変わる。

ハリラヤ・ハジには2つの大切な意味がある。

一つは「メッカ巡礼祭」と言われる通り、イスラム教の聖地メッカへの巡礼の月の最後を祝う日。"ハジ"とは、メッカへの巡礼を終えた男性へ贈られる称号で、礼拝などのときにかぶる帽子の色が白色になる。女性の場合は"ハジャ"と言う称号が贈られる。

二つ目は「犠牲祭」としての意味。イスラム教徒によると、この日にある神の預言者が自分の息子を犠牲にするように命じられた、という出来事を記念する祭り。この日にイスラム教徒は家畜(ヤギや羊や牛)を犠牲として捧げて、その後貧しい人に分かつ。

それで、このハリラヤ・ハジは宗教色のとても濃いお祭りの一つとなっている。

祭り当日は日の出から正午までの間、モスクでの礼拝が行われるため、大勢の人が集まる。礼拝が終わると、家に帰って家族でごちそうを食べる。

関連リンク

マレーシアの休日カレンダー

スポンサード リンク